凸凹な空気

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デジカメのホールディング

デジカメの話。

デジカメを使う(選ぶ)うえで気になる(問題)点があるのです。メーカーがこの点に気づいてないわけがないと思うのだけど・・・。

まず、リコーの「R8」。実は、「R8」の先代の「R7」、「R6」、さらにそれ以前からリコーのデジカメには注目していました。

と、いうのも、リコーのデジカメ(いわゆる、コンパクトデジカメの普及機タイプ)は早い時期から広角ズームレンズを搭載していて、他のメーカーがなかなか広角ズームのデジカメを作らない中でひときわ目立っていたから。広角(35mmフィルム用レンズ換算で)28mmからの高倍率ズーム、今流行りの手ブレ軽減機構搭載、そしてマクロにも強く、シャッターを押した時のレスポンスも感動的なほど早い・・・とくれば、「買い」の条件が揃ってるわけで、新しいデジカメを物色していた当時は衝動買いしてしまいそうで(^^;。

でも、このリコーのR7・R8に限らず、同じような問題点を抱えているデジカメ(ここでいうデジカメはコンパクト型デジカメのことを指します)が少なくない現状・・・デジカメの使い方は人それぞれで、その問題が気にならない人もいるとは思うけれど、持ち運びがたいした負担にならず、かつ簡単にスナップできることがコンパクトデジカメの「売り」であることを考えると、無視できない点だと思うんだけどなぁ。

で、その問題点・・・実機を手にとって構えると一目瞭然。カタログだけではわからない問題点が、実際に手に持ってみるとたちまちのうちに明らかになります。店頭のデモ機を手に取り、実祭に写真を撮る姿勢でカメラを構える・・・すると・・・!!?

デジカメ内蔵のストロボが自分の指で隠れてしまっている!

晴れた日中の屋外で、明らかにストロボ不要という状況でしか撮らないなら別だけど、これではストロボを発光させても指でそれがふさがれているわけだから被写体に光が届くわけもなく、ストロボ使用の意味が無い。ストロボに指がかからないよう注意してカメラをホールディングしようとすると、不自然な持ち方になって、いくら手ブレ軽減機構があったとしても手ブレを誘発しやすいわけで・・・かといってしっかりとホールディング出来る位置で構えるとストロボに指。結局、ストロボを使う場面では両手でカメラを構えるしかなく、コンパクトデジカメのせっかくの機動力が発揮できない。

やはり、コンパクトデジカメは簡単にスナップできてこそ、だと思うのです。ケース(あるいはバッグ等)から取り出して電源をON、そして被写体にレンズを向けてシャッターボタンを押すまで、片手で楽に操作出来なければね。

"R8"をヤリ玉に上げたのは、このホールディングの勝手の悪さ以外は魅力的なスペックである、ということで。実際、ハデな宣伝を打たなくとも、けっこうな売り上げのようです。

他にも、このテの問題を抱えているデジカメは多くて、買う際には実際に手に取ってみてホールディングの具合を確認する必要があるなぁと強く思う次第。ストロボ指問題以外にも、デジカメの操作面のボタン配置が悪く、シャッターを押す時に関係ないボタンまで押してしまって撮影に失敗する、という問題をもったものも存在します。