凸凹な空気

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イエローナイフ6

オーロラ観賞2晩めです。

この日はオーロラ観賞地への送迎バスを降りるとすぐに緑の淡い光がぼやっと目に入ってきました。今日は幸先がいいぞ~♪とさっそく空をみながら撮影の準備。

イメージ 1

↑この日のオーロラのファーストライト。
(f2.8,ISO 800,10s)
見た目にも昨晩より明るいし、その明るさが撮影データにも明確に現れました。
けれど、「明るい」オーロラと呼ぶにはまだまだ。

この日の気温はその前日よりもさらに低く、マイナス37~38度くらい。
けれど、風が弱くほぼ無風のせいか、外気温の手に対する影響が前日ほど強くなく、超低温下で問題となったフォーカシング、フレーミングが前日よりかなり楽にできたのです。前日も決して風が強かったわけではないのだけど、この超低温な環境では微妙な風の影響も大きくなってしまうということなんでしょう。この日は無限遠のフォーカスを出すために「木星」でピント合わせができました(^^)v。

さてさて、この日はイエローナイフに滞在した3晩のうち最も明るいオーロラを見ることができたのです。

イメージ 2

(f2.8,ISO 3200,8s)

明るさの強弱はあるものの、昨晩のぼやっとした状態とは全く違い、ハッキリとカーテン状のものが目で確認できます。明るくなればなるほど、その動きも大きく、激しくなってきて、カーテンの下に淡いピンク色のオーロラもチカチカしたり。そして、短時間ながら空の半分以上をオーロラの光で覆われたりも。ここまで規模の大きなものを見られれば、超低温という(日本人から見れば)とんでもない環境にも耐えた甲斐があったというものです。

イメージ 3

(f2.8,ISO 3200,3.2s)
↑オーロラの動きが速いためにカメラの感度設定を上げてシャッター速度を切り詰めてますが、もっと速いシャッターを切ったほうが良かったかも?!
けれど、地上の雪面にオーロラの光が反射しているのがわかります。