凸凹な空気

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Hesteyriへ(2005年7月3日その2)

Hesteyriへはボートでおよそ1時間(記憶曖昧m(__)m)、フィヨルド内の波の穏やかな航海となる。途中、Bolungarvikの集落が左手方向に見えた。複雑さを極めるWestfjords地域のフィヨルド地形、そのフィヨルドの一つの奥へ進路をとり、無人地帯の中ポツポツと小さな建物が見えてくると、そこがHesteyri。桟橋に立つと、正面には一面緑の緩やかな傾斜地に数軒の家が建ち、振り返ると、対岸の山上にスノーフレークとアイスキャップ(氷河かも)。フィヨルドの特徴ともいえる幾筋かの細い滝も見える。
ガイドから集合時刻と場所を告げられ、後はフリータイム。”自由に歩いていいよ・・・”と言われても、どう歩いたらいいものかとツアー客一同まごまごしてしまう。が、いつのまにかガイドの後ろをゾロゾロとついて行く一同・・・ここが学校だった建物、あそこが旧診療所(集合場所)と説明を受けながら海岸に沿ってしばらく歩き、少し斜面を登ると教会跡地(建物は既に無い)ということで、ここでしばらく説明を受ける。(けど、話(英語)の内容がさっぱりわからない私は説明そっちのけで周りの風景を眺めたり写真を撮ったりしていた。)
このへんから、各自バラバラに動き始める・・・道らしいものはほとんど残っておらず、ところどころ散在する踏み跡のような部分に沿って歩いていく。視界を遮るものがないため、どこからでも集合場所を視認可能で、道に迷うことは無い。
人の踏み跡をたどるといっても、そこはかなり弾力のある草地で、足を踏み出すと所々水がしみ出てきたりも・・・湿原ということなのだろうか。日本ではこういった湿原に直接足を踏み入れることは許されず、整備された木道を歩くことになるから、湿原を歩くというのは初めての体験。禁じられていないとはいえ、湿原に直接足を入れるというのは貴重な自然環境を荒らしているようで、申し訳ない気分になってくる。ここでは、訪れる絶対人数が多くないから、湿原へのダメージもあまりないのであろうと思われる。

帰りのボート乗船前に、集合場所である旧診療所の建物内でティーブレーク。アイスランドの伝統的なお菓子が出される。当然ではあるけれど、いずれも今まで食べたことのない味と食感。そのうちの一つ、何かペースト状のものをトッピングしてあるものを口にしたら、これがなんとも妙な味で・・・これはなんだろう??・・・と思ったのが顔に出たらしく、一人のツアー客から
”なんだと思う?”と聞かれた。
“魚?”と言うと、
なんと”ラムだよ”と。ラム肉のペーストなんてものがあるとは・・・しかもそれが菓子の素材になってしまうことに驚いた。
(写真撮っておけば良かった...)

午前中晴れていた天気も、ツアーを終えてイーサフィヨルズルに戻ってくる頃には雲が厚くなってしまい、ツアー解散後には空からポツポツと雨粒が落ちてきてしまった。これ以後、イーサフィヨルズル滞在中は雨が降ったりやんだりの天気が続くことになる。


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Hesteyriツアーの集合場所(ボート乗り場)


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Hesteyriに到着


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海岸に沿って咲いていた花


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しばらくは海岸に沿って歩いた


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これはどのへんに咲いていたかな・・・記憶があやふやm(__)m

湿原に咲いていた花については次のリンクからどうぞ
Hesteyriの湿原の花1



これらの写真を夢中で撮ってたら、”あなたは写真家?”と聞かれてしまった(笑)


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湿原の中を流れる小川


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この流れは川というより水路。昔は生活用水として使われていたのかも。
水路の両側に花がたくさん咲いていて、どこか北海道に似たような雰囲気も。夏でも気温が高くならないため、標高が低いにもかかわらず、高山植物のような花が多い。


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帰りのボート乗船前の集合場所になった旧診療所。”ドクターズハウス”ガイド氏はこう呼んでいた。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/28/c9/yama2005_04/folder/601476/img_601476_48525963_8?1185712434

イーサフィヨルズルに戻るボートに乗り込む


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桟橋からHesteyriを見るとこんな感じ