凸凹な空気

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Pingvellirへのツアー(2005年7月5日その3)

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展望デッキを後にして、ギャオの狭間の坂道を降りていく・・・左側の崖は北米プレートの"端"にあたるのだとか。北米プレートといえば、「東京」もこのプレート上にあるわけで、ここで生まれた北米プレートが東京の少し西にある「糸魚川静岡構造線」のあたりでユーラシアプレートとぶつかり、沈みこんでいく。北米プレートとぶつかる相手のユーラシアプレート、実はここPingvellir(シンクヴェトリル)では北米プレートの端の崖の対岸で見られる。シンクヴェトリルを境に、その西側が北米プレート、東側がユーラシアプレート。そして、その両方のプレートが日本で再び出会う。地質学的にアイスランドと日本は関係が深いと言えるわけであります。

日本から飛行機で十数時間飛んできても同じプレート上の土地・・・どれだけ飛んでもお釈迦様の手のひらの上の孫悟空のような心境と言ったら大げさかもしれないけれど、感慨深いものがあったわけです。
地球の大きさと小ささを同時に感じたというような。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/28/c9/yama2005_04/folder/601476/img_601476_50468405_1?1195389669

そんなギャオの谷間を歩いていく・・・。



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シンクヴェトリルは人類最初の民主会議、「アルシング」が開かれたといわれる場所でもある。
この写真を撮った場所(私が立っている場所)がその場所らしい。写真の奥に見えるのはシンクヴェトラヴァトン(湖)。



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シンクヴェトリルの奥のほうへ入っていくと、ギャオの谷間という感じではなくなってくる。けれど、苔に覆われた岩(溶岩)がゴロゴロしている足下を見ると大小いくつものギャオが口を開けている。

それにしても、みんな歩く足が速いのなんの。皆、背が高い(足が長い)からかな、やっぱり。
足下に気をつけながらも、廻りを見ながら歩いてるとあっというまに置いて行かれる(;゚゚)。
んなもんで、ついて行くために時々小走りヘ(;゚゚)ノ。

ギャオについては過去記事もどうぞ。