凸凹な空気

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ステーキ・レストラン

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昨年くらいから、海外旅行先での最終日の夕食くらいはスーパーのサンドイッチで済ますようなことはせず、ちゃんとした店で食事をしよう、と自らに言い聞かせている。これまで、海外に出かけた時の食事といえば、マクドナルドとかバーガーキングとか(^^;...カフェテリアのホットサンドとかベーグルサンドとか(‥;...スーパーの菓子パンとかサンドイッチとか(--;...。

ちなみに、朝食は宿が提供しているビュフェであり・・・。

なんとなく、ではなく、かなり意識的に「レストラン」を避けてきたのです。
むろん、サンドイッチさえあればそれで満足!というわけではないです。(笑)

やはりレストランを訪れる客というのはカップルかファミリーか数人のグループ客で占められていて、「一人」で入る客というのは「まれ」。というか、廻りを見渡しても、一人で来ている客というものは見当たらず。ゆえに、もともと「レストラン」自体が「一人」では入りにくい雰囲気があることはあるんだけれども。店の入り口で人数を聞かれ、それに対し「1名」と言う気まずさ、友人たちと出かけた遊園地で意見が分かれ、各自バラバラに向かった先のアトラクション乗り場で人数を聞かれた時の(1人という)答えにくさになんとなく似ているような。←気にしすぎといえば、そのとおりなんだろうけど。

それと、もう一つの理由。

というのは、外国語がまるっきりダメだから。現地語はもちろん、義務教育で必修だった英語さえも、です。自分の場合、海外へ行くとは言っても欧州北部ばかりで英語圏ではないけれど、行ったことのあるスカンジナビナもアイスランドも、極少数の人を除いて皆英会話に不自由がなく・・・多少でも英語を操れれば不自由なく旅が出来そうではあるのだけど、自分はそうもいかず。海外に行く「だけ」ならば、英語がダメでもトラベル英会話の本を見ながらでもなんとかなるけれど、レストランとなると・・・メニューが読めなかったとき店の人に質問して、返ってきた答えが理解不能だったら・・・冷汗モノ。
スーパーでの買い物と違って、多少の会話は必要になってくるだろうし・・・メニューの確認、使われている材料の確認(チーズが使われていたら地獄である)、会計のやりとりなど。それに、英語メニューがあったとしても、そこに書かれた調理法やら材料名の単語の意味がわからなかったり。("dill"って何?)

というような理由で、レストランの利用におもいっきり腰が引けていたわけです。

でもねぇ・・・。

やはり、毎回毎回サンドイッチでは正直いって飽きるし、窮屈なエコノミー席でのロングフライトに耐えて、せっかく遠くまで来ているのだから食事にも変化を持たせたいし、現地のレストランでの冷汗も貴重な経験になるだろうし・・・同じ場所に出かけたブロガーさんが記事としてupした料理の写真を見ていると、とても美味しそうでもあり。ここは思い切って入ってみようと、ドキドキしながらレストランの扉を初めて開けたのが昨年の冬。そのときは、首都中心部の大通りに面した場所にあって、これまた目立つ看板を掲げていた、エビ料理専門の店なのですが・・・今回はその話題ではなく、今年2009年の冬に訪れた店の話を。(店の話を、とは言っても料理について詳しく書けるだけの知識がないから、単なる感想で終わってしまうのだけどね)

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"Hereford Steikhus"
首都Reykjavikで最も賑やかな通りである"Laugavegur"にあるステーキレストラン。
ここを選んだ理由は単純、泊まったホテルにこの店の割引クーポンがあったから(笑)。
それと、ステーキ屋ならば、σ(^^)が嫌いなチーズを使った料理は、出てこないだろうという安心感・・・メニューに"withチーズ"とか書かれていなければ。
とは言っても、やはり店に入る時はドキドキもの。注文するメニューは店の入り口にある看板に出ていた「おトクなセットメニュー」的なコースにしようとココロに決めて入店。夕食時には少し早めの時刻だからか、わりと空いている店内。窓側の席に通される。

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"これ使える?"とクーポンを見せると・・・Yes,会計の時に見せるように・・・という感じの答え。それとともにメニューをわたされ、すでに注文するものは決めているのだけど、まぁ一応、目をとおしてみる・・・なるほど、入り口の看板に出ていた「おトクなセットメニュー」の価格にちょっと上乗せ(1,000ISK)すると、ちょっとグレードアップした「おトクなセットメニュー」になる、ということで、ちょっとグレードアップのコースに決定。せっかくの円高クローナ激安だしね~。何がグレードアップになるのかというと、ステーキの肉が少しグレードアップ(どんなグレードアップかは忘れた(爆))、そしてデザートが大幅なグレードアップ(嬉)!
もう、これを選ぶしかないでしょう(^^)

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まず、出てきたのが「パン」。
初めて食べるタイプのパンで、油分多めでしっとりとしているんだけど、何か味付け(?)がしてあって・・・まずくはないけど、それほどおいしいものでもなく・・・。

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で、次にでてきたのが「ロブスター・スープ」。バラック小屋のような、倉庫のような、港の店のロブスタースープとは違って、その器も中身のスープもかなり上品な、丁寧なつくりで、エビの身もくずしたモノでなく、プリプリのエビがころんと入っております。スープの素材も、きちんと裏ごしされているような、やわらかい食感。昨年入った、エビレストランで食べたロブスタースープとも味付けがちょっと違う・・・ここの店のスープが最も好みにあってる・・・かもしれない。

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そして、メインのステーキがこれ。たぶん、ヒレ肉だったと思う(^^;。
本当においしい肉は(焼く時の)塩コショウだけでも美味しく食べられる、というより、ステーキソースを使わないほうが肉本来の美味しさを味わえると思うのだけど、この店の肉もそういった類の美味しい肉で、ステーキソースも供されたけれど、それは使わずに美味しくいただく・・・ソース使っちゃうと、せっかくの美味しい肉が台無し、そう思えるステーキでありました。ソースがまずいというわけではなく、ね。
けど、付け合せの野菜は・・・(--;

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美味しいステーキの後のお楽しみ、デザートはフォンダンショコラ。って言うんだよね?
溶けた、熱いチョコレートが中に入っているチョコレートケーキ。メニューからはチョコレートを使ったデザート、くらいにしか読み取れなくて、溶けたチョコをそれと気づかずに口に入れてヤケドしそうになりました(苦笑)。ヨーロッパのケーキって、日本のそれと比べて甘みが強く、ちょっと・・・な感じがするものも多いんだけど、このフォンダンショコラは美味しかった!たしかに甘みは強いものの、オスロで食べたスクリーム・ケーキよりも数段上をいく美味しさ。セットメニュー、グレードアップしてよかった(笑)。

ちなみに、グレードアップしないメニューのデザートは"Skyr"。メニューに、そう書いてあったのです。そのまんま"Skyr"と。まさか、スーパーで売ってるカップのまま出てくるとは思えないけど・・・ある意味、どんなスタイルで出てくるのか、という好奇心はあったけれどね。

例の割引クーポンの顛末。
クーポンを渡して会計を頼み、しばらくして伝票持参のスタッフ、気まずそうに、
"申し訳ない。このコースはスペシャル・プライスだから、これ(クーポン)は使えないんだ"と。

ヲイ、話が違うぞぉ~。

ツアーのピックアップすっぽかしに比べたら、かわいい間違いである(^^;