凸凹な空気

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ベランダ@ストックホルム

前回に続いて、帰国前日の食事の話。帰国の前日の夕食くらいは、ちょっと贅沢しよう!というヤツである。けど、今回は「食べたもの」の写真は無い。なぜならば、「スモーガスボード」だから。!(^^)!

スモーガスボードとは?

早い話、バイキングなのだ。そう、日本では「食べ放題」メニューとしておなじみのやつ。

ちょっと贅沢したいなら、もっとちゃんとした食事すればいいのに・・・と思ったあなた、それはちと早合点というものですよ。
日本で「バイキング」と呼ばれている食事形式は、もともと北欧が発祥の地であって、それを現地では「スモーガスボード」と言うのです。つまり、バイキング料理の本家・原点・元祖なのですね。

これまで、なんどか北欧には来ているものの、まだ本格的なスモーガスボードは未体験。ならば、これを機会にトライしてみよう!・・・と、ガイドブックのレストラン紹介ページを見ながら思ったのでした。
(普段はガイドブックでレストランを探す、なんてことはめったにしないんだけどね)

で、今回選んだのがストックホルムの王宮と川を挟んで対岸にある「グランドホテル」内のレストラン「ベランダ(VERANDAN)」。

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地下鉄の駅から徒歩数分の位置にあるグランドホテル、レストラン・ベランダ専用の出入り口と思われる扉の前に立つ・・・が、"正面エントランスをご利用ください"との貼り紙。

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仕方なく、ホテル正面玄関に向かう・・・実は、正面から入るのに腰が引けちゃって、そのために脇の入り口から入ろうとしたんだけど・・・なぜって、基本的に外国語がダメなので、現地の人と話をする時は、ちゃんと話が通じるかどうかいつもドキドキなんだけど、ホテルの正面の入り口にはドアボーイが2人も、門番よろしく立ってるんですよね・・・。何か話しかけられて、何言ってるかわかんなかったら、また気まずい思いをしてしまうかも?という弱気な小心者ゆえ、人との余計な接触は避けたい・・・というキモチがあるわけで。・・・とは言っても、ベランダをめざすには正面突破しか道はなく、覚悟を決めてエントランスへ・・・。

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玄関は無事通過・・・しかしベランダの入り口はどこだ?
と、エントランスロビーのレセプションカウンターに、ベランダはどこ?
と聞いてみる。(←"ベランダ"をホテルの部屋のバルコニーと勘違いされたらどうしよう・・・という日本人的な心配もあったわけだけど、やはりそんなことは杞憂にすぎなかったわけです)
で、「どこ?」と聞いたら、すぐ後ろを指さされ・・・目的のベランダは私の背後に(笑)。

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いつもの、レストランに一人で入る気まずさというハードルをなんとか乗り越えて入り口の扉を押す。通された席は窓側ではなかったものの、外の風景はよく見える。店内は混みあっているという感じではない・・・かといって空いているわけでもないけれど、私の席(小テーブル)と通路を挟んで隣のテーブル(窓側の大テーブル)の席がずっと空席だったのは、もしかして、自分の席からも外がよく見えるように、というレストランの配慮だった?というのは考えすぎでしょうかね。

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窓の向こうに見えるのはガムラスタンの一角にある王宮。

さて、肝心のスモーガスボードでありますが・・・
北欧伝統料理と思われるものが多く、少しずつ取ったつもりでもけっこうお腹にたまって全種類制覇はとても無理。そして味のほうは普通に美味しいという感じで、とびきり美味しい!というものではなく。払った金額を思うとコストパフォーマンス良くないなぁとは思うものの、「本場のスモーガスボード(バイキング)」を体験できたということで、これはこれでよし、と。
デザート(スイーツ)に関しては、ただただ甘いだけで・・・これは完全にハズレでした。
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