凸凹な空気

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マンガイア島の皆既日食

7月11日(現地)の皆既日食クック諸島のマンガイア島にて。

またかよっ!

と言いたくなるような、昨年の上海での皆既日食と同じような写真が撮れてしまいました。もちろん、皆既食の黒い太陽、輝くコロナ・・・というような写真なら、いくらでも大歓迎なのですけどね。

前回と違うのは、
皆既直前↓
イメージ 1


と皆既直後↓
イメージ 2


の写真が撮れたこと。肝心の皆既中は無し!ということで(泣)

※もちろん、第一の目的は自分の目で日食を見ることであって、写真は副次的なものですけどね。


今回も、皆既食中の動画を撮ってみました。皆既食のほぼ2分前から、およそ3分半の皆既食を挟み、その後の約4分間の記録です。
これを見ていただければ、前回とは様子がかなり違うことがわかると思います。冒頭から画面が暗いのは、カメラを太陽の方向に向けているから(カメラが自動で絞りを絞り込んでいる)であって、実際の見た目には暗さはほとんど感じられません。皆既食になると薄暗くなるのですが、カメラが絞りを開いてしまうため、画像としては明るさの変化に乏しいのですが、海面で反射している光に注目すると皆既食の始まりと終わりがわかりやすいと思います。今回は皆既食中でも、昨年のような真っ暗という状態にはならず、日没後しばらく時間がたった頃のような明るさを保っています。昨年の日食で真っ暗になったのは全天を雲に覆われてしまっていたから、ということのようです。今回は雲の切れ間から周囲の明かりが入ってきているため、真っ暗というほど暗くはなっていないのでしょう。皆既食の終了後、しばらくすると(約3分後)、画像中に強い光が(カメラに)当っていることを物語る縦線(スミア)が現れますが、これは雲間から太陽が顔を出したことを示しています。つまり、あと3分ほど雲の切れ間の移動が早ければ、皆既中の黒い太陽が見られたということであって、余計に悔しいですね。たった3分間ですよ、たった3分・・・。
(当日は風が強く、全編にわたって風の音が入ってしまっています)