凸凹な空気

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マンガイア島の星空

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マンガイア島ツアーは私にとって初めての赤道越えとなるわけでして、日食以外にも楽しみがいくつか。

その一つ、「南天の星空」。

天球上の、天の南極に近いエリアの星々、日本からは見えないから今回の赤道越えにより南半球で見る星空はかなりの部分について初めて目に出来ることに。

普段全くなじみのない南の星空(星座)、ぜひとも星図を持参して・・・と思ったら、引越しのどさくさでアテにしていた星図が行方不明に(‥;
しかも、それが判明したのが出発のわずか3日前・・・荷造りをしている時。

amazonで注文しようにも配送が間に合わない(冷汗)

仕方なく都内大型書店に星図を買いに走る。

・・・・・そんなことしてまで手に入れた星図なのではありますが、現場ではほとんど役に立たず(爆)
別に、星図自体に問題があったわけではないです。これまでの海外経験にありがちだった、曇って空が見えないとかいうことでもありません。要は私自身の問題。

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マンガイア島到着の当日の夜、食事の後、食堂のすぐ前の広場で空を見上げると、既に天の川が頭上を流れているのです。すぐそばに食堂の照明という明るい人工光源があるにも関わらず、ハッキリクッキリ、濃く見える天の川。それだけでも驚きです。もちろん、日本とは見えている星が違うわけで、一体どこが何だかさっぱりわからず。照明から離れるとますます星はその数、輝き、共に増していき、「星が多すぎて何がなんだかわかんない」状態に(爆)
なじみのある北半球の星空ならば、どんなに星がたくさん見えようとも、星が多すぎて星座がわからん、なんてことにはならないんだけど、今回は初めて見る南半球の星に軽い興奮を覚え(←ちょっとしたパニック?)、星図を見ても何がなんだか(^^;

昔、初めて天の川を見たのは上高地でキャンプした時のこと。初めて目にした天の川にすごく感動したのですが、むろん他にも無数の星が見えて、普段は3等星くらいまでしか見えない空しか見ていない自分には星座の認識が難しかったのを思い出します。

初めて見る南半球の星、なんだか全くわからないとは言っても、日本でも見える「さそり座」、「わし座」、「いて座」等はわかるのですが(それでも、見え方の違いに面食らいますけどね)、(天球上の)初めて見るエリアについてはさっぱり・・・。見てわかる星座をたよりに星図で追おうとしても、ちょっと難しいのです・・・星の配置を早く、今すぐに理解したい!という気持ちだけが空回り・・・きっと、興奮しすぎて焦ってたんでしょうね。後で考えてみると。

けど、今回は個人旅行ではなく、旅行会社主催の日食のツアー・・・日食を見たいという人の集まりであって、言ってみれば全員天文ファンなわけで、南天の星を何度も見たことあるという羨ましい人が何人もいるわけです。そんな羨ましい人にとりあえず、南十字、ケンタウルス座等、代表的なところを教えてもらうことができたのでした。
一度理解できればあとはこちらのもの、気持ちもだいぶ落ち着いて、星図との対比も難しくはありません。
カメラを三脚に乗せて撮ってみると、短時間の露出でも多くの星が写ってくれます。よく考えてみれば、島の人口はわずか500人ほど。人工の明かりは極少なく、空はじゅうぶんに暗いことが容易に想定できたことなのに、そこまで考えが及ばなかったのでした。こんなことなら、明るめの単焦点レンズを1本持ってくるんだったなぁ、と。ここまで星がよく見える条件の場所って、そうそうあるわけではなく、とても貴重なのです。

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[EOS 40D , EF-S18-200mm f/3.5-5.6 IS , ISO1600 , f4.0 , 47sec]

どこが写っているかわかるでしょうか。
それについては次回に。