凸凹な空気

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アルペンルートを駆け足で

立山黒部アルペンルート」の名物(?)、春の雪。

毎年4月中旬になると、立山黒部アルペンルートの全区間が開通するわけだけど、標高2000mを超える「室堂」のあたりはまだ雪が深い。このため、バスが通る道路部分は当然のごとく除雪され、結果として道の両側は雪の壁となるわけです。その雪の壁の隙間を縫うように走るバスの写真は、アルペンルートのPRポスター等で頻繁に使われているから、それを見たことがある人は多いはず。その雪の壁に挟まれた道路を以前から見てみたいと思っていたものの、これまで実際に出かけたことはなかったのだけど・・・

今年こそ!

これを見てみようと、4月のアルペンルート開通の日に出かけることを計画していたのです・・・が、3月の地震でこの計画は白紙に。

4月末頃になって、休暇が取れそうな日というものが判明してきたところで再度計画、出かけてきました。ただし、休暇が1日しかないため日帰りでの強行スケジュール。日帰りとは言っても、家を早朝に出て往復できるほど近くはないから、往路は夜行バスの利用となりました。

夜行バスなんて何年ぶりだろうか・・・じゅうぶんに眠れず、疲れるだろうなぁと想定していたものの、やはりというかなんというか、予想以上に眠れず(--;
バスってこんなに揺れたっけ?と。家の近所を走ってる路線バスでは良く眠れるんだけどな(笑)。

独立3列シートのバスを選んだから、飛行機のエコノミー席よりスペースに余裕があるはずなんだけど、飛行機より疲れた(^^;。

さて・・・

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都内から夜行バスで富山駅へ。富山駅から富山地方鉄道立山駅、そこからケーブルカーとバスを乗り継いで室堂へ。このバスの終点、「室堂」のすぐ手前が雪の壁の道路になっていて、期間限定ながら、その道路を歩いて雪の壁を見ることが出来るのです。

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今年の(出かけた日の)雪の壁の高さは最も高いところで16mだとか。実際に見てみると、意外にも雪の高さの実感が湧かないですね。わりと頻繁にバスが通るから、これがちょうどいい高さの比較対象になるわけだけど・・・ほんとに16mもある???というのが正直な感想。道路管理者が嘘をつくわけもないから、本当なんだろうけれど、イマイチ実感が湧かないんですよね・・・高いな、というのはわかるんだけど。
ちなみに、この道路の除雪費用、およそ1億円なんだとか。ほとんどが除雪機械の燃料代らしいですよ。

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道路を、人が歩く部分とバスが通る部分にわけています。

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アルペンルートでは、「雪の大谷」と呼んでいます。