凸凹な空気

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辰年にちなんで(ピグミーシーホース)

あけましておめでとうございます。

今年は辰年ということで、タツノオトシゴ(の仲間)。

このネタ、以前使ったかも・・・。まぁいいや(^^;
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さて、これは「ピグミーシーホース」といいまして(「シーホース」というのはタツノオトシゴの英語名です)、わずか体長1~3cm程度のミニサイズのタツノオトシゴの仲間。周囲に合わせて擬態していて、黄色のヤギ(ピグミーが体を固定している枝状のもの)にいる個体は黄色です。およそ水深30mくらいのところにいることが多いらしいのですが、この個体は水深25mほどのところにいたやつです。小笠原の海で撮影。体の小ささと、この擬態で探すのがタイヘンかと思いきや、意外と見つけやすいんですね、こいつ。ライトを当てると、ヤギとピグミーの反射の加減が違うので色が違って見えるのです。
ストロボを使うと、この写真のようにほとんど同じ色になってしまうので、カメラの小さなモニターではどこに写っているのか、いないのか、よくわからない場合があったりしますけどね(^^;
被写体が小さいので当然マクロモード、そして限界まで寄って撮ることになるので、近くに掴まれる岩等があればいいのですが、それがない場合は水中で静止出来るスキルがないと撮影はちょっとキビシイ。私もなかなかピントを合わせられず、ピンボケ量産(爆)
そして水深も深めになるから、時間もあまりかけられない(潜水病(減圧症)予防のため、水深が深くなると、その水深での滞在可能時間が短くなるのです)というハードルも。

「まさか、こんな変な生物がいるなんて」と、こいつの写真を初めて見せられたときは思ったものですが、だんだんかわいく見えてきたのでした。