凸凹な空気

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ロンドン UNDERGROUND その2

ロンドン地下鉄の続きです。

ロンドンの地下鉄は、世界で最初に開業した地下鉄ということで世界的に有名なわけですが、開業当初は蒸気機関車の牽引による列車だったということでも有名ですね。当時は相当煙たかったハズ・・・乗客はもれなく煙でいぶされてしまい、まるで燻製列車。そんな列車に、当時の乗客たちはよく乗る気になったもんだなぁ、と思うのですが、現在でもその当時の名残りを見ることが出来ます。むろん、列車は全て電車になってますけどね。
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こちらはサークルライン(Circle Line)のパディントン(Paddington)駅。
トンネルの途中に大きな開口部を設けた半地下式の駅。蒸気機関車の煙を排出して新鮮な空気を取り込む、換気口の役目を持たせています。当時の乗客たちは、大きな換気口のある駅に着くとホッとしたことでしょうね(^^;。サークルラインはロンドン地下鉄の初期に開通した路線を基に構成されているようで、このように大きな外部開口構造を持つ駅が多いです。ちなみに、パディントンロンドン地下鉄が最初に開業した区間にある駅だとか。ということは世界最古の地下鉄駅の一つということになるわけです。歴史を感じさせる重厚なつくりがそれを物語ってますね。
このサークルライン、前回のピカデリーラインのようにシールドトンネルが実用化する以前に建設されたものだから、もちろんオープンカット(開削工法)によるもの。このため、走っている電車もピカデリーラインのように窮屈な(^^;ものではなく、一般的なサイズの車両です。
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