凸凹な空気

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月を試し撮り

今日はきれいな満月。そこで、最近調達した新機材を使って試し撮りを。

これまで、太陽とか月を撮るとき、極普通の雲台に微動雲台(ビクセン)を取り付けていました。使い勝手は悪くないものの、そのバランスはハッキリ言って悪い。
金星の太陽面通過を撮った時も、太陽高度が高くなり、カメラをほぼ真上に向けたときに三脚が倒れてしまうほど。この時はペットボトルをウェイト代わりに三脚からぶら下げてなんとか倒れないようにしましたが・・・。

そこで、やはりもっと使いやすい雲台はないものかと探してみたところ、マンフロットのジュニアギア雲台(410)が目にとまりました。3軸方向にノブを回してカメラの向きを微調整できるやつ。
イメージ 1

当初、これを手持ちの三脚に取り付けて・・・と思っていたのだけど、この雲台もそれなりの重量があるため、手元にある三脚ではバランスが今ひとつ。結局、三脚も買い換えることになってしまいました。(^^;

さて、その雲台に小型フィールドスコープを据付け、それにコンデジを接続・・・いわゆるデジスコです。コンデジをテレ側いっぱいまでズームしても視野の周囲がケラレるけれど、月・太陽の撮影では特に周囲は関係ないので、大きな問題ではありません。

雲台と三脚(マンフロットの「055」シリーズのアルミ三脚)のマッチングは当然ながら問題なし。雲台の操作も、ノブがやや固いかなというくらいで問題なし。ただ、それを使う側の人間(←σ(^^))に慣れの問題が(笑)
どのノブを動かすとどの方向に雲台が動くか、これが瞬時にわからないという(^^;
でも、これで以前の三脚+微動雲台という組み合わせより、かなり扱いやすくなりました。
月を追いかける撮影の場合、微動雲台の「可動範囲」いっぱいまで動かしてしまうと、三脚の雲台のレバーを動かして、微動雲台とカメラの向きをあらためてセットし直す必要があるのだけど(←これがかなりの手間)、ギア雲台の場合はそれを行う必要がなく、ひたすら被写体である月を追いかけることができるわけです。
将来はポータブル赤道儀を・・・と考えてもいるのですが、その赤道儀の極軸合わせにもこのギア雲台は活躍してくれそうです。

そして、本日の月です。
イメージ 2

満月なのでコントラストは低め。撮影に使ったフィールドスコープがアポクロマートではないため、若干、月の輪郭に色がのってしまっています。
ビクセン アロマ52-A(アイピースGLH20D)+オリンパスXZ-1
1/80sec,f3.2,ISO100,White balance: Auto