CANON Power Shot A570ISを試してみた

近日中にアップする、といいながら時間がたってしまったけれど、"CANON Power Shot A570IS"のテスト撮影結果です。

(撮影日時は順不同)

まずは、歪曲収差の結果から。壁面のタイル目地をテストチャート代わりに撮影しました。タイルの大きさがほぼ同じ大きさに写るよう、撮影位置を変えています。
上の写真がズームのワイド端、下がテレ端となります。ワイド端でタル型が目立ちますが、これはこんなものでしょうね。このテのデジカメとしては平均的なところかなと思います。
テレ端はそれほどめだった収差はありませんね。わずかに糸巻きになってるかな、という感じで。ワイドからテレ側にズームしていくと、ワイド側のタル型が徐々に収まってくるという素直な傾向で、途中にタル、もしくは糸巻きが強く出るということはありません。

次にISO感度を変えてみます。

まずはISO80にて撮影。

オリジナルの倍率で表示(一部を拡大)させるとこんな感じ。

これはISO400で撮影。

これも、オリジナルの倍率で表示(一部を拡大)させるとこんな感じ。
荒れてくるのは仕方ないけれど、5年前くらいのデジカメとは比較にならないほど
ノイズが少ないです。これなら、L版にプリントする程度であれば気にならないかも
しれません。

そして、次はCANONお得意のレンズシフト式手ブレ軽減機構のテスト。どの程度有効に働くか、シャッタースピードが遅くなる条件下で撮影してみました。
むろん、手持ちでシャッターは静かに押してます。(ISO感度は200相当で撮影)

まずはこれ、シャッタースピード1/20で撮影。

オリジナルの倍率で表示(一部を拡大)させるとこうなります。目立ったブレはありません。

そして、もう少し条件を厳しくしてみます。シャッターを1/13で撮影。

オリジナルの倍率で表示(一部を拡大)させるとこうなります。これも、目立ったブレは認められません。
この手ブレ軽減機構の効果、当初の想像以上に効いていると感じます。

夜景も手持ちで撮ってみました。

シャッタースピードは1/20ですが、十分実用になりますね。
この他にも、いろいろ撮ってますが、シャッタースピードは1/10がブレるかどうかのボーダーライン(ワイド端で使用の場合)のように感じます。
このデジカメ、ヨドバシで税込み25500円でした。この性能でこの価格、コストパフォーマンスはかなりいいなぁというのが正直な印象。
ワイド側の画角がイマイチ足りないかな、という気もしますけどね。あと大きさ。単3電池仕様なので、小型を売りにしているカメラと比べると明らかに大きいのが難といえば、難ですが・・・。でも、その大きさのおかげで、片手でも楽に撮影が可能。何か撮影対象を見つけたときに、サッとだして素早く撮影する、そんな使い方も難しくありません。