凸凹な空気

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チューリヒからツェルマットへ(2)

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SBB(スイス国鉄)とBLS(ベルン・レッチベルク・シンプロン鉄道)のブリーク(Brig)駅。
堂々としたつくりです。


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その、SBB&BLSの駅前にある、MGB(マッターホルン・ゴッタルド鉄道)のブリーク駅。といってもホームだけ。ブリークからツェルマットまでは、ここから出発するMGBの列車で向います。


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MGBは路線の途中に通常の鉄道では登れないほどの急勾配が所々に存在し、その区間はラックレールと呼ばれる歯車状のレールと車両の台車のギア(まさに歯車)をかみ合わせて上り下りする、本格的な山岳鉄道です。
日本にもラックレールを使った山岳鉄道(大井川鉄道井川線)があるけれど、それとは比較にならないほどの急勾配。このため、このMGBでは各客車にも歯車を装備しており、急勾配でも滑り落ちないようになっています。
(日本の大井川鉄道ではラックレールに動力を伝える歯車は機関車にしかない)


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/28/c9/yama2005_04/folder/1480580/img_1480580_49169972_3?1188831079

MGB1等車の車内。まだ出発時刻まで余裕があるため空いているけれど、出発時には(1等車でさえも)満席に。ツェルマットの人気のほどがうかがえます。


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列車はマッターフィスパ川に沿ってツェルマットを目指します。


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MGBツェルマット駅。
「ようこそ」が一番上に書かれているということは、やはり日本人客が最も多いということでしょうか・・・。


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私がブリークからツェルマットまで乗った列車を牽引していた機関車が、この「マウント富士」号。
機関車に日本語表記のプレートがついているなんてビックリでした。そういえば、日本語の車内放送もあったなぁ。
MGBの機関車には有名どころの「山」の名前が付けられていました。