凸凹な空気

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Northern lights watching

冬の北欧の目玉の一つ、「オーロラ」。まぁ、日本人的にはそうなんだろうと思ってます。実際、オーロラツアーに参加すると日本人比率高いし。昼間、ほとんど見かけなかった日本人、どこから湧いて出てきたのか、というくらい日本語が聞こえてくる。
(今回はいなかったみたいだけど)

んで、今回もオーロラツアーは2回(2晩)分予約して出かけたわけです。
到着日は、むろんムリなので、その翌日とさらに翌日の2回。

まず、1晩め。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雨でボツ。

ボツになったことで時間的に余裕が出来、せっかくの円高なのだからレストランでちゃんとした夕食をとりたいところだけど、雨だし寝不足もあるし・・・ということでクリングランで調達してきたスキールとクラッカーでお腹をごまかし、そのまま爆睡zzzzz....

翌日も天気は思わしくなく、雨が降ったりやんだり。雲の切れ間はあるものの、空が「見える」というにはほど遠い状況。

今晩もボツかな.....ボツだったら、今日こそはレストラン行こう・・・と思ってたら、オーロラツアーのオペレーターであるIceland Excursionsからツアー中止の連絡が入らない。

・・・ツアー決行しちゃうの?この天気で?

と思ってたら、やはりツアー催行のようで、時間通りにピックアップのバスが現れた。雲が少ない場所があるのかねぇ・・・と思いつつ、けど、ツアーバスは快調に走る。1号線を東に向かい、Selfossを過ぎたあたりから内陸部に少し入った所でバスが停まる。オーロラウォッチングのポイントらしいのだが、やはり雲が多い。雲量7~8くらいか。(日本の)天気で言うと晴れと曇りのボーダーライン程度。頭上はほぼベタ曇り、遠く離れた所に雲の切れ間が見える。

"Look east."

ツアーガイドのアナウンス。なんだかどこかで聞いたCMのコピーのようだけど、雲のない方角が"東"ということなのだろう。

もう一つ、この日はオーロラを見るうえで不利な条件が・・・これについては、出かける前に調べればすぐにわかることなのだけど、休暇をとれる日程は動かしようがないし、全く気にとめてなかったのだけど・・・。
その、不利な条件というのは、「月」。よりによってほぼ満月で、月明かりが煌々と...orz...
雲が出ているとは言っても、厚くはなかったということなんでしょうね・・・バスが照明を落とし、人工的な明かりが無くなっても月明かりで足下の地面の様子がわかるほどに明るい。これでは、よっぽど明るいオーロラが現れない限りは、それが出ているかどうかさえもわからない。一応、バスを降りて空を見渡して見るけれど、明るいオーロラは出そうもない。

ダメだこりゃ。

早々にあきらめ、バスに乗り込む。皆、同じように思っているのか、バスの外にでている人はわずかばかり。

結局、バスに乗っただけのツアーになってしまったけど、ま、天気と月はどうしようもなく、今回は残念。

もともと、最近の太陽はとてもおとなしく、活動レベルが低い・・・ということは、オーロラの「素」である太陽から飛んでくる荷電粒子も少ないわけで。
それほどオーロラには期待してなかったのです。

でも・・・

あまり期待していないと言いながらも、せっかく遠くまで出かけたのだし、最後のオーロラウォッチのチャンスを生かさないテはなく。

アイスランドを出国した翌日、ロンドンからの帰国便の機内・・・日本と欧州各地の直行フライトは、途中、確実に北極圏内を飛行するし、欧州から日本に向かう便はたいていの場合、夜のエリアを通過する。しかも、飛行機は雲の上を飛行するから天気にも左右されない。となれば、オーロラを見られる確率は非常に高いわけで。今回利用したヴァージン便のロンドン発成田行きも、途中に夜間飛行を含んでいて、機内からのオーロラウォッチを実行すべく早めにチェックイン、左側(北側)の窓側席を確保した。

1回目の機内食サービスが終わる頃、太陽が地平線の下に沈み、窓の外が次第に暗くなる。

そこからは、モニターで映画をみながら時々ブラインドを開け、ブランケットを頭から被り、窓にしばしかじりつく・・・の繰り返し。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/28/c9/yama2005_04/folder/1495582/img_1495582_56602108_0?1234369933

ウラル山脈を超えてしばらくした頃、なんだか「それ」らしいモノが見えてくるが、暗くて色もわからず、動きもない・・・

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/28/c9/yama2005_04/folder/1495582/img_1495582_56602108_3?1234369933

もしかしたら・・・という期待をこめてそれを見つめていると・・・

相変わらず動きはないものの、なんとなく緑色がかっているのがわかるようになり、「オーロラ」であると確信。

早速、撮影も試みる・・・けど・・・

この時、手元に用意していたのはCANONのIXY910。CANONのIXYシリーズはマニュアルモードが無く、1秒を超える長時間露出が出来ないことに今更ながら気づくorz
そういえば、前回はCANONPowerShot(←マニュアルモード有り)を持って行ったから、長時間露出が出来たのか・・・と気づいても、既に遅い。
で、そのIXYで1秒露出したものがこれ↓
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/askja/20191026/20191026205404.jpg
やはり、よくわからん(^^;
むろん、三脚など使ってません。使いたくても、超狭いエコノミー席ではムリってもんです(苦笑)


で、レタッチソフトで無理矢理コントラストを上げてみたのがこれ↓
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/askja/20191026/20191026205408.jpg
一応、緑色のモノが写っているのがわかると思います