凸凹な空気

Yahooブログから移行しました。

飯田線ショートトリップ(1)

週末を利用して、JR飯田線(豊橋-辰野)に乗ってきました。
ショートトリップとは言っても、全線で210kmあまり。そこを途中の乗り換えやら待ち合わせやらを含めて、およそ7時間半かかってます。
(全線を直通する列車に乗りとおしたとしても6時間ほどかかる)

なんでそんなに遅いのかというと、急カーブが多くてスピードが出せないという点、元々が私鉄であった(後に国鉄が買収)ために駅間距離が短く、頻繁に停車するという点があげられます。

ほぼ天竜川に沿って走るJR飯田線、レールファンの人気が高い路線ながら、前述のように乗車時間が長いことから、この路線を乗り通すにはある種「気合い」が要ります(笑)

何せ、この路線に乗るだけで1日が終わってしまうという(^^;。

以前は、多種多様な旧型電車が走るということで人気があった飯田線、私もその電車に乗りたくて憧れたものだけど、自分の小遣いで出かけられるようになった時、乗りたかった電車は既に引退(T_T)。その旧型電車がいなくなってからは、飯田線の魅力が半減したものの、車窓の景色がいいことには変わりがないので、いつかは乗ってみたいと思いつつも、乗車の機会がないまま現在に至る・・・。

さて、今回は長野県側の起点、「辰野」から「豊橋」を目指します。
中央線の「岡谷」始発の「天竜峡」行き列車(119系2両編成・ワンマン列車)に乗り込むと、始発駅の岡谷で既に座席は埋まっていて立ち客も多い。乗車率も5割を軽く超えているんだろうと思う・・・けれど、ほとんどの乗客は短距離の乗車のみ。何せ飯田線はJR全体の路線のうち、営業収支がワースト3に入るという赤字路線なのだ。

実は119系電車に乗るのも全くの初めてなのだけど、この電車も近いうちに引退、飯田線の全ての車両が新型に置き換わるらしい。119系に乗るのも最初で最後になるかも。

イメージ 1

飯田線の119系電車。今となっては少数派となってしまった、中空軸平行カルダン駆動サウンドを奏でながら走ります。エアーコンプレッサーは、廃車になった車両からの流用品なのでしょう、古い(レシプロ式の)音(^^;がします。

イメージ 2

辰野を出てしばらくすると、水田・畑が目立つ車窓。
天竜川へ注ぐ小さな川を幾つも渡ります。