凸凹な空気

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皆既月食(2011.12.10)

昨日の皆既月食、前半は雲が多くて、その雲の切れ間、あるいは薄い雲を透かして洩れる月明かり・・・という感じでしたが、後半は月の位置がクリアになってくれてホントによかったです。ひさしぶりの赤い満月を楽しむことができました。11年ぶりの・・・なんていうことをマスコミが言ってたけれど、私がちゃんと月食を見ることが出来たのも11年ぶりくらいでしょうか。ちゃんと調べてないけれど。
月食自体は数年に1回くらいの頻度で、日本で見られるものがあるはずなのだけど、見やすい位置で見られるという良い条件なのが11年ぶりなんだろうと思ってます。実際、今年の6月くらいにも皆既月食はあったのだけど、日本では日の出直前だったかで(←うるおぼえ)水平線に近いという条件の悪さ。当日、早起きして月食観望を、なんてことも思ったけれど、天気予報は最悪で・・・実際、この月食を見られたのは極一部の地域のみ。私も前日にはすっかりあきらめて朝寝坊を決め込んだのでした。

ちなみに、意外に思うかもしれないけれど、地球から見られる日食と月食、どちらのほうが多いと思います?

正解は日食のほうが月食よりもはるかに多いのです。

けれど、日食が起こったとしても、それを見られる場所は非常に狭く、逆に月食の場合は非常に広い範囲で見ることができるわけで。地球に落ちる月の影よりも、月を隠す地球の影のほうが圧倒的に大きいことが、その原因であるわけで、地球上の「ある所」に限って見られる現象としては、広い範囲で見られる月食のほうが多いということになるのです。

そしてもちろん、写真も撮ってみました。
イメージ 1

カメラを三脚に乗せて撮影。センサーサイズAPS-Cの一眼レフデジカメに
300mmズーム(テレ端)+1.4倍テレコンでおよそ1秒露出。ほぼ中心部に写った月を切り出しています。イマイチ、ハッキリとしていないのはカメラの感度を上げて撮影しているのが原因だと思うのですが、他に月のブレ(動体ブレ)があるかも・・・2.5秒の露出をかけたものは明らかに動体ブレが確認できたので。

実は、デジカメで月食を撮ったのは今回が初めて。手持ちの機材での撮影では、いろいろ課題と問題が判明し、今回は満足のいく結果が出せなかったのは残念ではあるけれど、ま、経験にはなったし、何よりきれいな月食が見られたのは嬉しいですね。