凸凹な空気

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ロンドンで渋滞にはまる(2005年7月1日その3)

空港玄関口のコンコルドの大型模型を横に見て、高速道路に入っていく・・・と、急にノロノロ運転に・・・渋滞だ。
まぁ、多少の渋滞は問題ないだろうと最初のうちはそれほど気にならなかったのだけど、渋滞が断続的に続いて時間が刻々と過ぎていく・・・今、どのへんにいるんだろう?19時を過ぎた頃から徐々に不安が再び募る。断続的な渋滞はまだ続いている。
19:35を過ぎた頃(本来なら、既に到着しているはずの時刻。チェックイン締め切りまであと30分!)、高速道路上の車の数が明らかに減少し、これから先の渋滞は無いだろうなという状況で"Stansted 22"という案内板が見えた。
22・・・? 22って・・・ここはイギリスだからあと22マイル?!
22マイルって・・・あと約35kmも!このままのスピード(100km/hくらいかな?)で走ったとすると、あと20分強!
うわぁ、ギリギリ!全く余裕がない!!あと1回でも渋滞があったら完全にアウトだ。
もし間に合わなかったら・・・明日の便を手配しなおして(いったい、いくらかかるんだろう?)、今晩の宿をなんとか(レイキャヴィークのYHもキャンセルだな)しなくちゃ・・・でも、なんとか間に合ってくれぇ~・・・!
まさに祈るような気持ち、というか祈っておりました。20:00頃、待ちに待った空港の施設が見え始め、そのバス停に到着したのは20:05。あと5分!
"Stansted!"と乗務員が到着を告げると、真っ先にバスを降り、預けた荷物を受け取って空港のターミナルビルの中へダッシュ!!航空会社のカウンターが並ぶフロアーで手近な空港職員をつかまえてIceland Expressのカウンターの場所を聞き出し、チェックインカウンターにたどり着いたのは20:08!!締め切りのなんと2分前!!
まさに滑り込みセーフ!他にチェックインしている乗客はなく、自分が最後のチェックインとなったらしい。手続きの後、すぐに搭乗ゲートに行くよう促され、一息つくまもなく急ぎ足でゲートへ向う。搭乗便の自席に着いたとき、ようやくホッと一安心・・・というか、なんとか予定の便でアイスランド入り出来ることになった自分の幸運(?)に感謝したい気持ちでいっぱいだった。
もう、こんなハプニングはごめんだ・・・もう、この先はいくらなんでもこんなことはないだろう・・・ホントにそう思ったのだけど、これはほんの序の口。この後でもっと頭をかかえるような出来事が起こるなんて、とても想像できなかった。(つづく)