凸凹な空気

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レイキャヴィーク到着(2005年7月1日その4)

現地(アイスランド)時刻で22時過ぎ、北極圏に近い上空を行く機内には太陽の眩しい光が射し込んでいる。通路側の席だったから窓の外はよく見えないけれど、一面の雲の上を飛んでいるらしい。しばらくしてレイキャヴィーク国際空港(Keflavik airport)に向け降下開始。いよいよアイスランド!ロンドンでのドタバタの余韻をまだ引きずっているものの、待望のアイスランドが近づき、期待が時差ボケの眠気を吹き飛ばした。
幾重にも重なる雲の層を抜けると、緑の大地が見えてきた。そして・・・22:49、Keflavik着陸!
入国審査を通過し預け荷物受取所に来ると、23時を過ぎているというのに、かなりにぎやか。各地からの便が次々と到着しているらしい。到着ロビーに出ると、ReykjavikへのFlybusが出口のすぐそばに停まっているのが見える。とりあえず、これにのらなければ。その前に・・・アイスランドの通貨を手に入れないと・・・あたりをさっと見渡してみると、キャッシュディスペンサー(CD機)が見あたらない。ちょっと焦ったけど、国際空港にCD機が無いわけないだろ~・・・と思ってロビーの端のほうも探してみると、やっぱりあった。自分が持っている日本の都市銀行の国際キャッシュカードはレートが悪いうえに引き出し手数料がかかるので使わず、クレジットカードでキャッシングしてしまう。
そして・・・Flybusが空港を出発する。と、空港のまわりは草・苔類がびっしりと生えた溶岩原が広がっているだけで1本の木もなく、殺風景と言えなくもない。ほどなくしてKeflavikの街並みが見えてくるけれど、これを過ぎると再び草・苔と溶岩だけの地に1本すーっと伸びた道路を進んでいく。途中で雨が降ってきた。薄暗いのは時刻のせいだけではなく、雲が厚いせいもあるんだろうな・・・。Reykjavikでは、まずBSIバスターミナルに停車。ここで各ホテル(ユースホステル含む)へ向うそれぞれのバスに乗り換えるのだけど、今晩宿泊するユースホステルへは空港から乗ってきたバスがそのまま連れて行ってくれた。
ユースホステルに着いたのは深夜0時30分をまわっていたと思う。レセプションカウンターは閉まっているけれど、受付けに問題は無く、料金を支払うと共にベッドルームのカードキーを渡される。そして・・・ドミトリーの部屋なので、同室の人の迷惑にならぬよう、そーっとドアを開ける・・・と、誰もいない。いや、同室の人がいないわけではなく、どこか外出しているらしい。深夜だけど、外はほんのり明るいし、どこか遊びに行ってるのかな・・・まぁ、そのほうが今晩は気兼ねなくていいや・・・持参したMyシーツを広げたり、明日のスケジュールを確認したりしていたら午前2時近くなってしまった。憧れの地に来て、ちょっと興奮しているのか、あまり眠気を感じないけれど、明日に備えて寝なければ。
洗面所の水は歯にしみるほど冷たく、お湯は硫黄を含んだ温泉の匂いがした。