凸凹な空気

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イーサフィヨルズルへ(2005年7月2日その5)

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機内から見えるのは、一面の白い雲だけ・・・でも、そのうち雲が切れて地上が見えるかも!
と、期待しつつひたすら窓の外を見る。
すると、願いが通じたのか雲に切れ間がちらほらと現れるようになった。その雲の隙間から見えた光景に思わず息をのむ・・・全体は見えないけれど、水際(きっと海岸線だ)からぐっと立ち上がる巨大な断崖。飛行高度が低めであるとしても、機内から見てこれほど高く見えるということは、実際の高さも相当なものなのだろう。そのスケールに圧倒され、雲の隙間からちらちらと見えるその光景にしばし釘付けになる。見えているのはおそらくフィヨルド。以前、ノルウェーで見たそれと似ているから間違いないと思う。(デジカメを窓に近づけ、シャッターボタンを押したけれど、ちょっとタイミングが遅くなってしまった。その時の写真が1枚目のもの。白く光って見えているのが海、フィヨルドの断崖は左に写っている窓枠すれすれの所に見えているけれど、わかるかなぁ?)

するとほどなく降下開始、イーサフィヨルズルの空港に向けてのアプローチコースに入った。
相変わらず雲が多く、地上の光景を見る邪魔をしてくれるけれど、もう窓から目を離せない。こんなこともあろうかと、あらかじめ用意しておいたフィルムカメラ(離着陸の間はデジカメを使えないから)をスタンバイ。雲の下に抜けたときに撮ったのが2枚目の写真。
(現像時にCD焼き付けにしてもらったんだけど、あまりきれいじゃないな(^^;。ISO400のAPSだとこの程度かな。"PHOTO CD"よりかなり質が落ちるね。値段もかなり安いけど。)
雲の下に降りて、もう何にも邪魔されずに窓からの光景を楽しめるようになった頃、窓をいくつもの水滴が走る・・・また雨だ(泣)。でも、崖の麓を覆う緑と谷間の海(フィヨルドの谷底には海水が入ってきています!)の青がとぉーってもきれい!
まもなく、フィヨルドの断崖を回り込むように旋回すると目的地イーサフィヨルズルの街並みが見えてきた。飛行機はその谷の間を高度をさげながら進んで行き、そして着陸!
飛行機を降りると、フィヨルドの崖が間近に迫るダイナミックな光景に思わずだめ息・・・イーサフィヨルズル空港はまさにフィヨルドの谷間にある空港で、
「すごい所に来たなぁ~・・・」
と思わずにいられない、ひさしぶりの感動を覚えた。
(つづく)