凸凹な空気

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月は出ているか?

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CANON IXY910ISにて撮影。ズームのテレ端で撮影した写真から月の部分を切り出し。
思いのほか良く写っているなぁ、と思う。

早い人はすでにGWの連休に入ってるようで、実にうらやましいかぎり。もっとも、中には不況により望まぬ連休となっている人も少なからずいるようではあるけれど。
σ(^^)のほうはというと、カレンダー通りの休みとはいかないのが我が業界の宿命・・・。

それはさておき・・・

7月22日の日食、これを見るべく、なんとか皆既食が見られる場所への「足」の手段を確保しなければ・・・と、かなりあたふたしてしまって、手当たり次第に旅行代理店への問い合わせをしまして・・・なんとかツアーの予約を確保することができて、これについてはホッとしたところです。が、今度は別の問題・・・いや、問題というほどのことではないかもしれないのだけど・・・当日は、やはり写真も撮ってみたいところであって、日食をどうやって撮るか?ということで。ただ撮るだけなら、それなりの減光フィルターを使って、レンズを太陽に向ければいいだけのことなんだけど、それがけっこう難しい問題で。
普段から太陽の写真を撮っている人であれば、どうということはないのかもしれないけれど、私は太陽の撮影なんて未経験だし、フィルターもはじめて使う類のものを使わざるを得ず。それに、そもそもどうやって太陽へレンズを向けるか、という問題も。まさかファインダーをのぞきながら太陽を探す、なんてことは出来ないし。まぁ、太陽眼視用のフィルターを使えば、それもありかもしれないけれど。日食当日までに自分の練習も含めていろいろと準備しなくちゃならないことが多くて、それもまた悩み。贅沢な悩みといえばそのとおりなのだけど。

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冒頭の月の画像を切り出した写真。Reykjavikにて撮影。

太陽のクローズアップを撮るにしても、周囲の風景もあわせて撮るにしても、その予行演習にちょうどよい被写体というものがありまして。というのも、「それ」は太陽と大きさが同じであるから。むろん、地上からの見かけ上の大きさです。普段、天文ファンでもなければ意識していないと思うんだけど、実は太陽も月も、地上から(地球上から)見える大きさは全く同じなんです。そりゃ、細かいことをいえば全く同じというわけではなく、微妙な差はあるんだけどね。地球から見える日食は(部分日食を除くと)皆既日食金環日食があり、それは地球と太陽と月の距離の関係で見かけ上の大きさが変化することにより皆既になったり金環になったりするわけで。特に、金環食の写真を見れば、太陽と月はほとんど同じ大きさに見えるということが納得できるはず。
 んで、撮影画像中に太陽がどんな具合に写るか、というのを実際にレンズを太陽に向ける前に試してみようとしたのだけど、しばらく天気の悪い日が続き、ようやく晴れたと思ったら、月が出ていない。どうやら新月らしい(^^;。

まぁ、太陽の見かけ上の大きさは天文年鑑なり理科年表を見れば細かい数字まで載っているし、カメラのレンズの画角も簡単に調べがつくし、これらのデータを付き合わせれば、「写り方」も難なくわかることはわかるんだけど、机上での計算だけでは予想もつかないことも起こりうる可能性もあるし、やはり実際にやってみないとね。むろん、月で試し撮りした後に、太陽の試し撮りもしなければ。