凸凹な空気

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上弦の月

再び、月の話題。というより、月の撮影の話を。

7月の日食に向けての準備の一つ、日食時における太陽撮影方法の検討。
太陽の拡大撮影なんてまだやったことがなく、そのためどうすればいいのか、大体の見当はついたとしても、実際にやってみてどうなのかはわからない。撮影当日にぶっつけ本番でやってみるというのは失敗のリスクが大きすぎる。というより、経験なしのままいきなりの撮影はいくらなんでも無理ってもんだろう。そこで、事前に太陽の撮影をやってみるという・・・テストというか練習というか・・・が必要になってくるわけで。

普段使ってるカメラのレンズのうち最も焦点距離の長いものは300mmで、これでも大きく広がる外部コロナを撮るにはまずまずなのだけど・・・。
さらにもっと大きく撮ろうとすると、さらに焦点距離の長い、400mmを超えるレンズが必要になってくるのだが、そんなレンズは高価で手が出ず(^^;。テレコンバーターを使うという方法もあるのだけど、そのコンバーターレンズ使用可能レンズのリストの中に手持ちのレンズは無く(--;。
(後日、ケンコーの「テレプラス」が使えそうだということが判明するのだけど、ここでは触れずにおきます。)

で、考えたのがフィールドスコープ(←早いハナシ、望遠鏡)を利用すること。幸いなことにカメラ(デジカメを含む)を接続するためのアダプタもあるらしい。それならば、これを利用しないテはないなぁ・・・ということで、用意したのがビクセンの「アロマ52-A」。口径52mm、使用するアイピースにより792mm相当~1440mm相当の超望遠レンズとして使用可能というもの。

そこで、まずはアロマ52-AにGL20アイピースをつけて1080mm相当で撮ってみる。
使用したカメラはCANON EOS kissD(初代)。三脚に望遠鏡を固定して月にレンズを向ける。さすが超望遠だけあって、ちょっとした、振動ともいえないような振動でもよく揺れる。カメラに付けたケーブルレリーズ・・・じゃなくてワイヤードリモコンケーブルの揺れでもファインダー内の像がブレる。カメラが揺れないように、ファインダー像のブレが収まったのを確認してシャッターを切る。

で、結果がこれ↓
イメージ 1


・・・・・ぅうわぁ~!!(~o~)
思いっきりブレブレだ.........orz

やはり、(カメラ内部の)ミラーが動く振動でブレちゃうか。
ならば、あらかじめミラーアップしてからシャッターを切るようにせねば。
と、思って「ミラーアップ」ってどうやるの?とマニュアルを探す・・・
え?ミラーアップできないんですか・・・そうですか・・・・orz

仕方ない、もう一台ある一眼レフCANON EOS 40Dを使ってみるか・・・EOS kissのほうが軽いからフィールドスコープの接続には有利なんだけど、ブレが止められないなら使えない。で、気を取り直してEOS 40Dミラーアップして撮ったのがこちら。↓

イメージ 2


やっとブレが止まってくれました(^^;。

月の欠け方が違っているのは、撮った日が違うから。残業したりして帰りが遅くなっちゃうと月の入りまでの時間が短くて、いっぺんにいろいろ撮り方を試してみるということが時間的にキビシイのです。
(月の入り、とは言っても、ウチの近所のビルの影に入っちゃうという状況。)