凸凹な空気

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リトープスとコノフィツム

花が咲きました(^^)

今年の初夏、某園芸店で購入したもの。
どちらも「メセン」と通称される多肉植物の仲間で、栽培するとした場合「難物」と言われることが多い種類です。どこが難物なのかというと、原産地と日本では気候が大きく違うところ、これにつきますね。もともと多肉植物は乾燥した土地に適応してきた種であって、このリトープスコノフィツムも原産地は砂漠のような所。ところが日本は雨が多く、特に夏は高温多湿、乾燥に適応した多肉にとっては過酷な環境と言えるわけです。
冬の間、気温が低い時期は多少「雨ざらし」でも枯れたりすることは少ないようだけど、気温が高い夏は、すぐに「溶ける」、「腐る」そうで、むろん、それらは枯死に直結。
「難物」と言われる原因になってるようです。
一方、これらメセンを育てている人達のブログを読んでみると「丈夫」、「手間いらず」、
「簡単」・・・と、難物とは正反対のことを書いている人も少なくはなかったりして。

実際はどうなのか・・・とりあえずは、ひと夏を無事過ごせた経験から言えることは、
「栽培環境」さえ用意できれば、決して難物ではない、というところでしょうか。

溶ける、腐る、と言われる枯死の原因は夏場の過湿。ようするに夏の間は水断ちすればいいわけです。水遣り厳禁、雨ざらしはもってのほか。断食ならぬ断水。
かと言って、雨がかからないようにと部屋の中に取り込んだりするのもNGらしい。部屋に取り込んでしまうと光合成が十分に出来ず、これもまた枯死に繋がるのだとか。
(これだから「難物」と言われてしまうのでしょうね)

雨があたらず、かつ、陽があたる場所。そして、高温にならないよう風通しも悪くない場所というのが、栽培に必要な条件らしい。・・・やはり、難物なのでしょうか(^^;

家の敷地が広ければ、そんな場所を用意するのも難しくはないのだろうけれど、ウチのようなウサギ小屋住宅では制約が大きすぎ。栽培に使える場所も狭いベランダのみ。

そこで用意したのは透明な雨よけ。ホームセンターで組み立て式のパイプラックのようなものを買ってきて、その天井(?)部分に透明な屋根を張る。アクリル板を使おうかなと思ったけれど、(価格が)高いので・・・透明なゴミ袋で代用(^^;。
今回用意した雨よけは30X60cmで高さ30cm。これをベランダに置き、その下にメセン鉢を置いて夏を過ごしてみたわけです。

幸い、結果良好なので、実生(種から育てること)にも挑戦しようかと考えているところ。

イメージ 1

リトープスの仲間、「大津絵」。
ちょっと見たところでは、キノコと間違われそうな姿。この格好がユニークで面白くて。


イメージ 2

コノフィツムの仲間、「銀河」。
どこが「銀河」なのかね?と思いながら、(個体数の多さと価格の安さで選んで)買ってみた。花が咲いてなんとなく納得。白い花だから、夜空の銀河に見えなくもない・・・か。
ちなみに、葉の表面に皺が出てるのは過湿による枯死をおそれるあまり、与える水が少なすぎたため(^^;
この後、水遣りをしたら、皺がとれました。