凸凹な空気

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DOレンズのクセ

今回は鉄道ネタというか、カメラネタというか。

以前、CANONのEF 75-300mmF4-5.6 IS USM というズームレンズを使っておりました。
いや、現在も現役で使ってますから、以前はメインで使っていたというべきかもしれませんが。キヤノンの手ブレ軽減つき望遠ズームの初期のものです。これをデジタル一眼レフ
EOS 40Dに装着すると・・・動体予測AFモードで連写スピードがガタ落ちするんですよね。
EOS 40Dも、今となっては2世代型落ちの旧型だけど、このレンズはデジタル一眼レフが普及するよりも前のモデル。キヤノン純正品とはいえ、より新しいカメラのスピードにレンズのスピードが追いつけないということのようです。

そこで、もっとAFが早いレンズが欲しいな・・・ということで手に入れたのが
EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM。

DOレンズ(積層型回折光学素子)という、特殊レンズを使うことにより、より軽く、よりコンパクトにすることが出来たという望遠ズーム。手にすると、たしかに小型で軽量ゆえに航空ショー等で飛行機を追うのもだいぶ楽になりました。むろん、AFスピードも申し分なく、カメラとのマッチングも完璧。(←純正品なんだから当然なんだけどね)

そして、このレンズで最近撮ったのがこちら↓
イメージ 1
1/60,f5.6,ISO1000 (テレ端=300mm)
なんだか電車のヘッドライトがすごいことになってますが、撮って出しのjpeg画像をリサイズしただけで、その他の加工は一切ナシです。このヘッドライトのハレーション、DOレンズゆえの現象で、カタログにも、輝度の強いものの周囲にハレーションが出ることがある(原文のままではなく、こういうイメージ、ということ)、というようなことが書かれていて、このレンズの仕様というわけ。

ちなみに、電車の接近に伴い、ズームを引いて撮ったのがこちら↓
イメージ 2
1/60,f5.0,ISO1000 (ワイド端=70mm)
ヘッドライトの光の入射がレンズの中心から離れたからでしょうか、前の写真のような変なハレーションの発生はありません。

このレンズ、先の現象の発生ゆえかなりのクセ玉として有名らしく(^^;

けど、300mm望遠ズームとしては、かなりのコンパクトサイズで、撮り歩きする際の腕(手)への負担が小さく、機動力に優れたレンズとして重宝しています。
が・・・・・
万人向きのレンズではないですね、これ。


そしてそして、前の写真は屋内で、しかも絞りが開放(と、開放付近)。
晴れた日の屋外だとどうなるか?
それがこちら↓
イメージ 3
1/400,f9.0,ISO400 (テレ端=300mm)
f9.0まで絞っても、出ちゃいましたねぇ(^^;

これまでの経験上、ハロゲン電球(シールドビーム含む)よりもHIDランプのほうがハレーションが出やすいようです。HIDのほうが輝度が強いからでしょうかね。